積む木の音が小さくなって
いつの間やら消えていた
積み木紡がれ
ツムツガレ
告(つ)がなくなったの
想いの丈を
注(つ)がなくなったの
情熱を
積むだけ積んだ、嘘っぱち
音無く崩れた枯れ狸
あの日に夢見た天辺は
色鮮やかしく広がって
強く伸ばした手のひらに
片道切符を掴んだよ
さあさあどうやらお立ち会い
あの日夢見た天辺は
積み木のリズムを覚えてる
積んで積まれて積み積み重ね
忘れていい事覚えましょ。
お城の上には花束を
さもうやうやしく飾りましょ。
天辺手のひらひらひらと
いつでもあなたにひらひらと
手を振る先には輝かしげな
黄色いお城が積みかけで
もういい歳だ
頃合いだ
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